親鸞聖人の生涯

〜『顛倒』連載版〜

 ■親鸞聖人の生涯・・

瑞興寺所蔵:親鸞聖人像
瑞興寺所蔵:親鸞聖人像




 親鸞は、平安時代末期の承安三年(1173)藤原氏の一末流、日野有範の子として生まれた。




有範は一時、官職についたこともあったが、当時すでに宇治にほど近い 三室戸に隠栖していたと伝えられる。


 


 私という人間が生まれたということは、私という人間のいとなみが、この世ではじまったことを意味する。そのように生まれるということが「はじまる」という意味であるならば、生まれない前はどういったらよいであろう。 それは普通考えないわけであるが、 はじまる前は、はじめのない世界であって、ある意味では無限の私といってよい。

 それでは、私なるものは生まれてから死ぬ時まで、この無限の世界からはなれて 浮遊する存在であろうか。私たちは、時としてそのような感情におそわれることが ある。しかし冷静に考えてみれば、私という人間は、存在するかぎり無限をせおって いるのであり、存在しなくなっても無限を離れることはありえないのである。

真実の言葉メニュ

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