瑞興寺|真宗大谷派・心のこもった質素なお葬式を当寺でお勤め致します・大阪市平野区

大阪市平野区 真宗大谷派 瑞興寺

お布施はいくら?お布施って何?

お布施

お布施って何?
 そもそも布施とは修行者や寺院、貧窮者などに財物その他の施しを与えることをさします。
大乗仏教では、菩薩が行うべき六波羅蜜の行、『布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧』の第1番目に置かれています。それだけ佛教では大切な行いとされています。

お布施の意味
 「お布施」は現代では、お坊さんへの「御礼のお金」という事になっています。
が、「布施」という言葉は本来は、"(古代日本では税として収めていた)"という漢字の意味である、大切なモノ・コトを、他者に施すというコトなのです。
 奈良時代、行基菩薩という優れたお坊さんは、病人たちをお世話する「布施屋」という場を造られています。
 このように、金品に限らず、お世話や御礼、といった大切なモノ・コトを他者に差し上げる事が「布施」の本来の意味です。

 そこから、「布施行」という佛道修行を意味する言葉もできました。 大切なモノ・コトを差し出すのですから、シンドイ事です。そのシンドさが、自分自身の「徳」を積む修行となるのです。

お布施はいくら?
 お布施は施主=喪主の信仰と所得、僧侶との関係に応じて、自主的にその額を決めるものであり、決して金額が決まっているわけではありません。
 また、お寺を支えてくださる方々を「門徒」とか「檀家」と言いますが、
檀家とはサンスクリット語のダーナ(檀那)から生まれた言葉で、ダーナ(檀那)とは元々布施を意味する言葉です。日本では、寺院運営を支える家(檀家)の意味で用いられています。

僧侶への葬儀のお布施は、一般に、10~25万円ほどです。
お困りの方は、当寺へご相談ください。


 現在寺院と檀家との関係は、以前とはだいぶと変わってきています。
それに伴い、お布施のありようも変わっています。
 以前からの檀家であるという理由でもなく、また檀家ではなくとも自らがお布施をする立場になった際を考え、皆様には普段から「生と死=人間・宗教」について考えて欲しいと思います。
 お布施の額はそういった姿勢の中で、自然と判断できるものだと思うからです。