○【後序】その2
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【住職による現代語訳】どれもこれも、私の繰り言ですが、書き付けました。 |
○<住職のコメント>唯円さんが歎異抄をかかれた動機が印されている。何時の世でも解釈の問題はある。だからこそ、仏教でもたくさんの宗派に分かれてしまうのだ。ここでスゴイのは、教えにも真実権仮があると言い切っている事だろう。それは「真実」とは与えられるのではなく、自分自身で選び取っていくものだと言うのである。仏の聖教でさえそうなのだから、まして、日常の新聞や本やテレビなど尚のことだ。「テレビでも言うこと」を再度選び取る確かな眼を私達一人一人の中に育てていかなければならない。 |